サンゴハリタケ

サンゴハリタケ

サンゴハリタケ サンゴハリタケ サンゴハリタケ サンゴハリタケ(食)

今から数十年前、当時の私は北アルプス完全走破に向けて燃えていた。

確かこの時は高瀬ダム(当時は基礎工事中)上の濁り沢から日本3大屈指の急坂。

ブナ立尾根を登り詰めて烏帽子岳ー三ッ岳ー野口五郎岳ー鷲羽岳ー三俣山荘ーから秘湯中の秘湯、湯俣温泉晴嵐荘へと5泊6日の道程だった。

今思うと色々な事があった縦走だった。

当時の山地図に記載されている、ダム工事現場上の支流である濁沢は唯一の給水場だが、ここの水は口に含むと口の中がピリピリしてとてもじゃないが飲めない。

仕方がないのでリュックにあるプリンスメロン1個を頼りに登り始めた。
ゼイゼイハアハアしながら登る。途中四つん這いに登ったりしての本当に急な尾根だった。

このような状態で6時間かけてやっと烏帽子小屋にたどり着く。

烏帽子岳の頂上では生まれて初めてブロッケン現象をみた。雲海に映る虹、その真ん中に私の影が虹に囲まれて映る。とても幻想的で荘厳だった。

翌日、水晶小屋を過ぎてワリモ北分岐付近では濃霧の中を方向違いに下って雲の平に出てしまった。ところがとても素晴らしい景色だったのでキャンプ場の穴掘りなどを手伝いをしながら二泊してしまった。

ここから鷲羽岳経て三俣山荘だったかな?ここより伊藤新道(現在廃道)を使っての下山。
これが、「新」がつくから新しい登山道と思っていたらとんでもない。

湯俣川の吊り橋は朽ち折れ壊れ、残った上下のワイヤー2本だけにに掴まり、冷や汗をかきながら渓を渡る。
渓は3〜40メートル下だから落ちたら命はない。こんな吊り橋が3か所だったと記憶に残っている。

やっとの思いで湯俣温泉、晴嵐荘にたどり着く。(朝8時前に出発したのだが暗くなりかけていた)

誰もいない露天風呂に入って気持ちが良い。大きく伸びをして頭を岩につけようとしたが後頭部の辺りが変だ?うす暗い裸電球の下でよく見ると蛇の上に頭をのせてしまったのだ。

夜になると暖かい温泉のそばに集まってくるそうだ。道理で小屋の人がニヤニヤしていた訳だとこの時に気が付いた。

翌日は東電の方と一緒に現在の高瀬ダム付近まで歩く。
ここから東電の方のジープに乗せていただいて大町まで帰ってきた。

信号で止まった時に何気なく右上腕を触ると赤い小豆くらいの疣ができている。
アレ?なんだろう?よく見るとかすかに動く。

東電の方が私の様子に気が付いて「あっ触っちゃだめだよ!と言いながら煙草の煙を吹きかける。

こそこそと言った感じで虫みたいのが出てきて腕には1ミリほどの穴が出血も痛くも痒くもなく開いていた。
直ぐに薬局店まで行ってもらい消毒をしてもらって駅まで送っていただきました。

あの時の東電の方有難うございました。

前置きが大分長くなってしまいました。

話は前に戻ってサンゴハリタケを初めて見たのは、先ほどのブナ立て尾根を登り始めて間もなくだった。
苔むしたブナの木に白く妙なのがポコポコ張り付く感じでついていたのだ。

「へぇ〜妙なキノコ?があるもんだね〜」
この時はそんな感じだけで終わっていた。

尾瀬ではこれに似たヤマブシタケを見た。当時は採取やキノコの写真に興味がなったので、あああ〜あの時に見たのに似ているな〜くらいしか感じていなかった。

本格的にキノコを採取するようになってから図鑑などを買って眺めていると、これだこれだあの時のキノコだ。そんな記憶がよみがえってきたキノコなのです。

時期
  9〜10月
場所
  ブナ、ミズナラなどの切り株、倒木に生える
特徴
  きのこ全体が白色で幹にへばりつくように生え、枝分かれした柄は針状に垂れ下がって、一種独特な形を  している。直径は10〜25pで、老成すると淡黄褐色に変わる。めったにお目にかかれない珍菌。
料理
  風味に少しの癖もないので、あっさりした味付けで楽しむ。和風、洋風くふう次第で色々な料理に使え   る。


参照 
小学館フィールドガイド10 きのこ 菅原光次 著


 
※ 私は一度軽く茹でてからポン酢和え、お吸い物、中華スープ仕立てでいただきました。
  上品な味、香りと舌触りで結構いけました。








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